となりの読書会。

となりの読書会。

読書会っておもしろい♪ 大阪府豊中市で開催しているママ向け、子ども向け読書会の記録と 、子どもとの遊びネタ、手作りおもちゃ、おもしろい本の話などを書いてます。 お子さんを喜ばせたいママ、 読書が好きな人、ぜひのぞいていってくださいね。

「自分の限界」って、こういうことだったのか。

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問題です。

「4人の人差し指で、大人1人を持ち上げることはできるでしょうか?」

 

もう少し、説明します。

 

4人それぞれが、「かんちょー」の指にします。

座っている大人1人を囲み

2人は、その指を膝裏に差し入れます。

2人は、後ろから脇の下に指を差し入れます。

 

さぁ、どうでしょう。

 

せーので、大人1人をもちあげることができると思いますか?

 

「せーの!!」

 

 

 

残念ながら、持ち上がりませんでした。

 

 

 

そこで、もう一度挑戦。

 

4人は座っている人の頭の上に手をかざし

持ち上げれると信じてパワーを貯めます。

 

もう一度挑戦。

 

「せーの!」

 

 

 

 

ふわっ。

 

 

 

 

「うわー!!!すげーーー!!!」

 

上がった瞬間、鳥肌が立ちました。

 

軽い力で、かなり高く持ち上がります。

 

 

これは、高校の体育の授業で

先生に教えてもらいました。

 

 

「1回目で体が感覚を覚え、

2回目は軽く感じて、すっと持ち上がる」など諸説あるようですが

 

私はこの時に、先生に聞いた説明が

今もずっと残っています。

 

先生はこんなことを、おっしゃいました。

 

「人間の身体は、すごい力を持っている。

 

だけど、毎回身体の限界まで体力を使ってしまうと

身体が壊れてしまう。

 

だから、自分の限界は、身体の限界より低いところに

設定されている。

 

みんなで手をかざして、持ち上げることができると

信じたおかげで自分の限界が外されて

いつもの限界を超えた力を出すことができた。

そして、人を軽々持ち上げることができた。

 

アスリートは、自分の限界を

身体の限界に、できる限り近づけていけるように

日々トレーニングや、メンタルトレーニングをしている。

 

火事場の馬鹿力で

おばあさんが火事の時にたんすを担いで逃げるというのも

実際に起こりうる話だ」

 

 

そうなんだ!!

 

不思議な体験と、先生のこの話が

とてもおもしろかった。

 

 

身体に限ったことじゃない。

 

「これ以上もうできない」

 

「私には、できない」

 

そんな風に限界を決めるのはいつも自分で

本当はもっとすごいことをできる能力を

誰もが秘めてるんじゃないだろうか。

 

私の今の限界はどこだろう。

もし、それを突破出来たら

どんな世界が待ってるだろう。

 

日々の行動、思考の積み重ねが

トレーニングになって

自分の限界を少しずつ引き上げていくのかもしれない。

 

自分の限界を、能力の限界に近づけていけるよう

少しずつ成長していけたらいいなぁ。