となりの読書会。

となりの読書会。

読書会っておもしろい♪ ママ向け、子ども向け読書会の記録と 子どもとの遊びネタ、おもしろい本の話などを書いてます。 子育て中でも自分の時間を大切にしたいママ、 読書が好きな人、ぜひのぞいていってくださいね。

「言葉」で風景を「見る」

兵庫県伊丹市、JR伊丹駅のすぐそばに

『BOOKLAND FRIENDS(ブックランドフレンズ)』

という小さな街の本屋さんがある。

 

私に、読書会の楽しさを教えてくれたお店だ。

 

本は今や、Amazonでも、大型書店でもどこでも買える。

地域によって売ってるものの差があるわけじゃない。

それなのに、この本屋さんには

全国からお客さんがやってくる。

 

店長こんぶさんの人柄、

スタッフさんが作る気合の入った絵本キャラの非売品グッズ、

通路につきでたダンボールPOP、

読書会や、書道、著者の講演会・サイン会などに集まる

著者や、お客さんたちの人柄のあたたかさ。

 

そういったものが全部あいまって

この本屋さんの雰囲気は作られている。

 

一度こんぶさんと知り合うと

何度も通いたくなる本屋さんだ。

 

そんなこんぶさんが大好きな本が

この本。

野川 (河出文庫)

『野川』だ。

 

こんぶさんのおすすめならきっとおもしろいだろうと

ブックランドフレンズで買ってきた。

 

この本は

中二の転校生「音和」が、新聞部に入り、

顧問の少し変わった国語教師や、部員と関わりながら

伝書鳩を育てる話だ。

 

この本に書かれている町の地形を想像するのは

とても難しかった。

崖地や、関東ローム層、台地、堆積うんぬん

昔、理科か地理で習ったような言葉が

どうにも想像できず、

ふと意識が遠のきそうになる。

 

だが、

国語教師、河合先生が語る風景の話となれば

文字を読んでいるだけなのに

そこにありありと、この世のものとは思えないほど

美しい自然の風景を「見る」ことができるようになる。

 

この本読んで、

「あったかい気持ちになりました」

「感動しました」

とか、そんな感想は言いたくなかった。

 

この本は、

想像しきれない世界と

言葉で「見る」世界の繰り返しだった。

 

この本のラストで

私は、現実世界では得ることのできない視点にいた。

 

そして、私は確かに、その景色を「自分で見た」

 

 

「言葉」で風景を「見る」ことを教えてくれた

著者長野まゆみさんと、こんぶさんに感謝したい。

 

野川 (河出文庫)

野川 (河出文庫)

 

 

以下↓ブックランドフレンズ店内の、こんぶさんのPOPです。

野川 長野まゆみ著 - BOOKLAND FRIENDS

f:id:tonarinodokushokai:20171212011505j:plain

ブックランドフレンズでは、こんな素敵なブックカバーも

つけてもらえます(*´▽`*)

tonarinodokushokai.hatenablog.com