となりの読書会。

となりの読書会。

読書会っておもしろい♪ 大阪府豊中市で開催しているママ向け、子ども向け読書会の記録と 、子どもとの遊びネタ、手作りおもちゃ、おもしろい本の話などを書いてます。 お子さんを喜ばせたいママ、 読書が好きな人、ぜひのぞいていってくださいね。

子ども読書会『ほんのとびら』という場所

 2/26(月)午前中は、大人向けのほっこり読書会をして

午後からは、第8回こどもどくしょかい『ほんのとびら』を開催しました。

 

3時半前になると集まり始める子どもたち。

 

うちに来るなり、たくさん話をしてくれる。

 

「私こないだノリ買ったでしょ」

「ノリ、買ったんや(笑)」

「前会った時買ったでしょ」

ずいぶん前に100均で会った時かな。

「もうなくなっちゃったー♪」

「そうかそうか」

 

「私今日この本紹介するー!」

「おーそうか。あとで楽しみにしてるわ」

 

みんな人懐っこい。

 

この日は小学1年生5人と3歳の次女とで開催。

 

ほんのとびら開始

ウクレレ弾いて挨拶したら

ゲームタイム。

以前ブログで紹介した

「新聞字探し」を2チーム対抗でやりました。

 

新聞広げて、1分間「の」を見つけたら〇をつけて

数の多いチームが勝ちです。

 

新聞広げて、ペンを持ったら

もう黙っちゃいられない。

「ねぇ、これで何するの。なんか書いていいの」

「私は何やるか知ってるけどねー」

「まてまてぃ。今から説明するからよく聞いてな。

今から1分計るから『の』を見つけたら〇して・・・・」

というなり丸を付けだす子どもたち。

「はやいはやい!まだや!」

ルール説明後も、最初に見つけた「の」を指で指したり

じっと近くで見つめたりして、必死です(笑)

始まったら、一生懸命〇していく子どもたち。

 

結果、私たちのチームの合計点は

相手チームの一人分にも満たず惨敗。

くやしい!

慣れてくるとまた違うので

「あとでやってもいいし、新聞ない人持って帰って

家族でやってみてもいいよ」

とゲーム終了。

 

本の紹介タイム

算数と違って答えは決まってないから、ここでは何を話してもいいんだということ、

「話すことに困ったときは『ヒントのとびら』を見て

話すこと考えてみてね」

と伝える。

 

今回は、私が最初に紹介。

(前回、紹介忘れて最後にしようとしたら却下されたのでw)

もりのおくのおちゃかいへ

もりのおくのおちゃかいへ

 

 「もりのおくのおちゃかいへ」をめくりながら好きなところを話していく。

動物たちがじっとこちらを見て、怖い顔をしているページをめくると

「ぎゃー!!」

「こわい!!!」

と、みんなで騒ぐ。

 

おいしそうな、いろんな種類のケーキがあるページで

「どれ食べたい?」

と聞くと、一斉に指をさしだす。

最初はそれぞれ指してても、

仲のいい子が違うのをさすと、

「やっぱ、私もこれー」

と、変える。

女の子だなぁ。

 

今回も一人だいたい5分ルール。

これがないと10分~20分くらいしゃべってしまって

他の子がボケーっとしてしまいます(笑)

 

今日も話す順番は話したい子から。

次女以外全員手をあげ、じゃんけんで順番を決めます。

絵本のよみきかせで5分終わる子、

 

忍者サノスケじいさんわくわく旅日記〈18〉妖怪にパンチ!の巻

忍者サノスケじいさんわくわく旅日記〈18〉妖怪にパンチ!の巻

 

 

 

長い本の場合は、あらすじとかはなく

とにかく好きなページの話をする子

と、紹介の仕方もさまざまです。

 

「何で買おうと思ったの?」

「どこが一番好き?」

と、積極的に手をあげて、質問もたくさん出てきます。

 

ちいさなちいさなまほうのおしろ

ちいさなちいさなまほうのおしろ

 

「まほうのおしろ」は、子どもたちが好きそうな

かわいらしい素敵な絵がたくさんあって

「うわー。ここにすみたーい」

と、ぺージをめくるたびに夢膨らみます。

 

古代エジプトたんけん (はじめての発見―たんけんライトシリーズ)

古代エジプトたんけん (はじめての発見―たんけんライトシリーズ)

 

「たんけんライト」はライト型の紙を使うと

絵本がライトで照らされているように見える

おもしろい仕掛け絵本

「わー、すげー。おもしろいなー」

と私が言うと

「『すげー』じゃないでしょ。

『すごい』でしょ」

と、たしなめられる。

どうもすみませんでした!

 

リサとガスパールのであい

リサとガスパールのであい

 

 3歳の次女も一生懸命、ほとんど読んだことのないこの本を紹介。

「リサと・・・」

ガスパール

ガスパールです」

ガスパールの家族がいるシーンでは

「リサがいっぱいいます」

リサとガスパールは遊んでおります。

これは・・・何してるかわからないなぁ」

小さいうちから読書会に参加してくれるのうれしいな。

 

読み聞かせ、自由遊びタイム

読み聞かせはオリンピックにちなんで

ケロリンピック』

 

「ひっくりかえる」「あきれかえる」

など、かえるが付いた言葉がたくさんでてきたり

ユーモラスなカエルたちの競技にみんな楽しそうに見ていました。

 

「じゃあこれで、ほんのとびらをおわります」

というと

毎度クモの子散らすように遊びだし

ぽつんと一人残される。

 

もう一回新聞字探しをやりたいという子がいたので

チーム替えをして対戦。

 

水性ペンがあって、新聞紙も広げてたので

ブログで紹介した「ティッシュ染め物」もやってみました。

お母さんが迎えにきても

みんな「ティッシュ染め物」づくりに夢中。

f:id:tonarinodokushokai:20180227131507j:plain

1回やり方がわかると

いろんな模様を描いて楽しんでいました。

 

こどもどくしょかい『ほんのとびら』という場所

毎度子どもたちと関わりながら、

たくさんのことを考えさせられる「ほんのとびら」

 

私だけでも、もっと紹介方法を学んだ方が

子どもたちから、いろんな意見を引き出したり

子どもたちがより深く紹介できるようになったりするかしら、

というような思いが頭をちらつくこともある。

 

でも、やっぱり違うな。

ここは習い事でも、学校でもない。

教えるようなことはしたくない。

 

 

学校って、間違った答えを言うと

「違います」

と、言われてしまう。

自分の答えや、考えがあってるかわからないと

「違う」

と言われるのが、恥ずかしくて怖くて

頭の中に言葉はあっても、意見が言えなくなってしまう。

 

読書会では

紹介が下手でも、みんな聴いてくれる。

何を言っても受け止めてくれる。

読書会に参加しだしてから

思ったことを伝えることは苦ではなくなり

楽しくなってきた。

 

そうなんだ。

 

私が「ほんのとびら」で大切にしたいのは

安心して自分の意見を言える場づくりだ。

 

「間違えなんてないから

安心して思ったこと話していいんだよ」

そういう場所があれば

子どもたちは積極的に自分の意見を言うことができる。

意見をいうことを楽しむことが出来る。

 

これから先、何かにつけて評価されることが多い

今の子どもたちに

小さい時から、安心して意見を言える場所を作っていきたい。

 

 

tonarinodokushokai.hatenablog.com

tonarinodokushokai.hatenablog.com