紙吹雪舞い、歌って笑う。こんな楽しい映画鑑賞は初めてだ。

今回は、

紙吹雪をまいて、歌って笑う、

楽しすぎる映画鑑賞ができる

映画館を紹介します。

塚口サンサン劇場

兵庫県、塚口駅に

塚口サンサン劇場という

町の映画館がある。

シネコンができてどんどんなくなったけど

昔こんな映画館あったなぁと

懐かしくなるような小さな映画館だ。

増山実さんの小説

「波の上のキネマ」に

塚口ルナ劇場という名前で

登場する映画館のモデルとなったのが

この映画館だ。

先日、「グレイテストショーマン」

という映画のアンコール

ソフトマサラ上映があると知り

一人で行ってみることにした。

ソフトマサラ上映ってなんぞや

よくわからないので

塚口サンサン劇場のブログでお勉強。

マサラ上映だと

紙吹雪を持参して撒いたり

サイリウム持って行ったり

銃撃戦シーンでクラッカーならしたり

インド映画だったらカレー保水所とかが

あるらしい。

コスプレも大歓迎。

なにそれなにそれ！！？

どんな映画鑑賞だ（笑）

今回はソフトだったので

クラッカーはなしです。

けど、歌ったり踊ったり

声出したりしていいそうな。

なんちゃってドレスコードで

「華やかな格好」とあったので

20代の頃の一張羅ワンピを着て

おめかししてみた。

紙吹雪準備

撒く用の紙吹雪は

自分で作って持参するらしい。

量・・・スーパーのビニール袋大！！？

多っ！！

ほんとにそんなに持ってくるのかな。

一人めっちゃ持っててたら恥ずかしいけど、

持って行かなかったら

後悔するかもしれない。

旅の恥はかきすてだ！

持って行こう！

ちょうど家にお花紙あってよかった。

4センチ四方に適当に切っていく。

大きさバラバラやけどそんなのはよかろう。

けど、スーパーの袋いっぱいは

なんか恥ずかしいし、作るの大変だし、

袋1／4くらいにしておこう。

紙吹雪を準備して

ワクワクしながら劇場へ向かう。

塚口サンサン劇場大好き

町の小さな映画館ですが

ファンが多いため、

満席になることも多いみたいです。

なのでいく人は

ネットでチケット予約してから

行ってくださいね。 

この日も、満席でした。

待合室がなかったので

映画館前でたくさんの人が待っています。

ガチのコスプレの人たちも

たくさんいらっしゃいました。

劇場関係者かと思いましたが

みなさんコスプレを楽しんでいる

お客さんのようです。

席に座ったけど

だれも紙吹雪なんて持っちゃない。

失敗したかなと思っていると

お客さんが入るにつれて

次々、膝の上に

スーパーの袋にいっぱい詰まった

紙吹雪をスタンバイしていました。

ほんとにあの量もってくるんだ。

私も控えめな紙吹雪をスタンバイ。

コスプレの人たちは

前のほうに座って

始まる前から、劇中歌を歌って

踊り出す。

始まる前からこの盛り上がり！

どうなる！どうなるんだ！！（笑）

館長の前説

始まる前に館長の前説。

いつかまたやるときに

行く人がいるかもしれないから

詳細は割愛しますが

もう、前説というか

すばらしすぎるショーでした。

館長すごい！

この映画館ただの映画館じゃないぞ！

※舞台左のコスプレしてる人が

館長です

予告編

他の映画の予告が次々流れる。

「マンマミーア」の予告が流れると

みんなで

「ユーアーザダンシングクイーン♪」

「アイハーヴァドゥリーム♪」

と歌い出す。

何これー！楽しいな！！

私も歌って参戦。

すでに、紙吹雪も

舞い始めています。

もっと持って来ればよかった。

すでに後悔。

タイミング見計らって

チラチラしかまけない。

いっぱいまきたいけど

後半戦にとっておかねば。

つっこみに大笑い

いよいよ映画の始まりだ。

ダディが家に帰ってきて

子どもたちが

「ダディ！」

と抱きつきにいく。

ここで観客席から

「ダディー！」

「おかえりー！！」

と声が入る。

他にも

「あー！

いけないよ。

そんなことしちゃいけないよ」

と諭す声。

お金がなくて

買えないものがあるといえば

「私が買ってあげるーー！！！」

とか、口々に

しゃべったり、つっこみがはいったりする。

タイミングよく

おもしろいつっこみがぴたっとくると

ほんとおもしろくて

みんなで大笑い。

歌と、まい散る紙吹雪

今回の上映は

みんなで歌えるよう、

歌の部分は、日本語歌詞がつかず

英語歌詞になっていました。

ミュージカルなので

若干ストーリーの細かいところは

わからなくなってしまう。

ストーリーをちゃんと知りたい人は

一度ふつうの字幕版を見てからの方が

いいかもしれない。

けど、今回はこの雰囲気を楽しみに来たから

英語の歌詞でも構わない。

繰り返しが多かったり、

「オオオ♪」だけで歌えるところも

たくさんあるので

初心者でも歌いやすい。

歌いながら、じゃんじゃん紙吹雪をまく。

手拍子して、足を踏みならして

大盛り上がり。

前の方に座ってるコスプレの人たちは

もう職人さんのように

紙吹雪を塊で

ものすごい高さまで飛ばす。

素人には出せない高さだ。

高く上がった紙吹雪が

スクリーンの前でキラキラと舞い散って

ほんとにきれい。

スクリーンと観客席の

境界線がなくなって

自分たちも映画の世界に入り込んで

歌っているような気持ちになる。

館長が前説でいっていたように

紙吹雪はなくなったら

再利用可能（笑）

しばらくすると

足元にわんさと溜まってくるので

歌が終わるたびに袋に集めて

次のためにスタンバイ（笑）

後ろの方の席は、はじめての人が多く

紙吹雪も少なめでしたが

前の方は紙吹雪の量がすごいです。

途中からたくさんまけるようになって

ほんとによかった。

周りの人に感謝です。

次回は山盛りもってきます。

大声で歌って、

つっこみ聞いて笑って

紙吹雪じゃんじゃん撒いて

ぼっちでの鑑賞でしたが

本当に楽しい時間を過ごせました。

塚口サンサン劇場さんありがとう！！

終わった後は、こんな感じ。

頭の上、足元、服、カバンの中

えらい量の紙吹雪が積もってます。

口のガバッと空いたカバンは危険です。

何かかぶせておくか、口の閉まるものの

方がおすすめです。

みんなでお掃除タイム

「全然ソフトじゃなかったですね（笑）」

という館長の言葉に笑い、

ものすごい満足感を得て

映画終了。

そのあとは、残れる人だけで

お掃除タイムです。

かなりたくさんの人が残って

紙吹雪を掃除していきます。

まずは頭から落として、

服のを落として、

椅子のをはらって、

上から順に落としていきます。

紙吹雪をよけていくと、

時折、洗濯ネットや

ハンカチがでてくる。

「これ誰のですかー」

「あー！私のー！ありがとー！」

落ちてる場所と、持ち主のいる

場所の距離に笑ってしまう。

暗い中、大盛り上がりで

勢い余って投げちゃったんだろうなぁ（笑）

なれてる人は

マイほうき持参。

私もブログ読んで、軍手持って行ってたけど

素手でお掃除。

素手でも気にならないくらい

床がめちゃくちゃきれいです。

紙吹雪の再利用するから

かなり丁寧に掃除してくださってるんだと

思います。

ステキな映画館。

細かいところは取りきれませんが

「あとはこちらでやっておきます」

と言ってくださり、

みんなで館長にお礼を言って退場。

まだまだ残ってるし、

片付け大変だろうに

こんなことさせてくれるなんて

ほんまにもう、

塚口サンサン劇場大好き。

話題になる綺麗なトイレ

塚口サンサン劇場は

トイレがきれいなことでも有名です。

きれいってどんな？

と思って行ってみたら

確かに、ほんまにきれい！

（表現力のなさw）

プリザーブドフラワーとかも

飾られてたり、

他ではなかなかみられないくらい

きれいなトイレです。

写真はさすがに撮れないので

塚口サンサン劇場に行く時には

トイレもぜひ行ってみてくださいね。

一度行ったらファンになっちゃう映画館

塚口サンサン劇場、

今回が2回目でしたが

一度行ったらファンになっちゃいます。

増山実さんの

「波の上のキネマ」読んでから

ロケ地巡りの気分で

行くのも楽しいですよ。

読んでから行く人は

すぐ近くの

「八根有羅」さんという

純喫茶にも足を運んでみてくださいね。

店内で、気づいたら

「あ！」ってなります。

お楽しみに。

ああ、早くまた

塚口サンサン劇場に

いきたいなぁ。

ボヘミアンラプソティの

マサラ上映あったら

絶対行こうっと（*´▽｀*）

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— 塚口サンサン劇場 (@sunsuntheater) 2019年1月4日