書評絵手紙 ほんのひとひらプロジェクト写真展
2016年の写真見てたら
懐かしの写真発見!
はがきにおすすめしたい本の
表紙の絵を書いて
表に、書評を書いて
本好きの友達に送る
「ほんのひとひらプロジェクト」
(一人で始めて、一人で終わったプロジェクト)
20枚まではがんばるつもりが
7枚でストップしてました。
見つけたついでに
写真展開催します。
ほんのひとひらプロジェクト写真展
「かあちゃん」
重松清さんの本は
いい本がほんとに多い。
「とんび」は号泣必至ですが、
こちらの「かあちゃん」もいいですよー。
一つの大きなストーリーに関わるいろんな人の
お母さんにまつわる連作短編集。
一話目から、もう涙の大滝ですよ。
読んでない人ぜひ読んでみてください。
「おかあさんとあたし。」
「おかあさんとあたし」
シリーズで出てます。
筆者の子供時代の思い出が
シンプルな絵とセリフで
綴られています。
子供の楽しそうな姿と
にこにこしてるばっかりじゃない
お母さんの姿がとってもいい。
扇風機に向かって
「おーかーあーさーん」
という子どもに
懐かしさを覚えます。
さくらももこさんといい
この人といい、
どうしてこんなに子供時代のことを
大人になってからかけるんだろう。
私は子供の頃どんなことがあったかなー。
脳みそ絞って思い出したいです(笑)
「私の息子はサルだった」
を書いた絵本作家の
佐野洋子さんが残した
未発表原稿が本になったエッセイです。
息子の話を面白おかしく書いている。
そんな息子さんが
この本にあとがきを寄せている。
当の息子は、
知らないおばちゃんから
「あら、あなたがげんちゃん?知ってるわよ」
と、腕をつかまれ恐怖を覚え、
母に、自分のことは書かないでほしいと訴えた。
そんな息子が、母の死後に感じた思いが
綴られていて、
あとがきで泣かされる本だ。
「赤ちゃんのわらべうたあそび」
CDつきのわらべうた遊びの本。
この本で覚えた遊びは、
今もお風呂ですることがある。
子守唄2曲も、ねかしつけで
よくお世話になった。
わらべうた知らなかったから
CD付き助かります。
赤ちゃんと自然にスキンシップが取れます。
絵は、ももんちゃんシリーズの
とよたかずひこさんが書かれていて
とてもかわいいですよ。
「朝の少女」
中学の時に読んで、
今でも一番好きな本が
「朝の少女」
です。
未開の地で
自然と融け合うように生きる
家族の物語。
自然と人の境界がおぼろげで
言葉がとても綺麗で
読むたびに引き込まれる。
自分の顔を見てみたくて、
揺れる水面を覗き続ける少女。
カヌーを壊して怒られるのが怖くて
岩になって過ごす男の子。
その描写がたまらなく心地よい。
美しい森と海に囲まれた地で
豊かに暮らす
まるで天国のように美しい場所。
それがラスト2ページで
みぞおちにパンチを食らうような
地獄に突き落とされるような気持ちに
させられる。
中学生の時はこの2ページを
あとがきだと思って読んでいなかった。
大人になって再読した時に
受けた衝撃はものすごかった。
心がえぐられるよう。
ほんとにいい本だ。
大好き。
- 作者: マイケルドリス,Michael Dorris,灰谷健次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/12
- メディア: 文庫
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「女子中学生の小さな大発見」
女子中学生の笑っちゃうような
実験とその研究結果がたくさん乗っている本。
「Sさんは公園のハトはどこまでついてくるか実験しました。 エサをやり続けるかぎりどこまでもついてくることがわかりました」
とかそんな実験がいっぱい。
この学校の理科の先生が編著した本です。
先生の眼差しも素敵です。
高校の時、理科の授業で
夏休みに発見したことを書く欄があった。
「ドラえもんは正座をすると足が伸びる」
と、かいたら、
「!?」と、はなまるをくださった
先生がいた。
この本読むとあの先生思い出すなぁ。
笑って元気になりたいときには
この本おすすめです。
「京都でのんびり」
この本片手に
京都をお散歩したくなる
京都紹介イラスト本。
出町柳の「茶寮 宝泉「の
つるつるわらびもち
食べてみたいなー。
以上、
ほんのひとひらプロジェクト写真展でした。