となりの読書会。

となりの読書会。

読書会っておもしろい♪ 大阪府豊中市で開催しているママ向け、子ども向け読書会の記録と 、子どもとの遊びネタ、手作りおもちゃ、おもしろい本の話などを書いてます。 お子さんを喜ばせたいママ、 読書が好きな人、ぜひのぞいていってくださいね。

読み聞かせって、抑揚つけないほうがいいの?

そのおじさんは、
話しを始める前に、ハーモニカを取り出した。
片方の鼻の穴を指で塞ぐと
ハーモニカを鼻でふき出した。
しかも、めちゃくちゃうまい!!

 

その愉快なおじさんは
絵本作家、岡田よしたかさん。

 

「ちくわのわーさん」

を描いた作家さんだ。

 

ちくわのわーさん

 

 

小さなサイン会に参加し
制作秘話などいろんなお話を聞かせてもらった。

 

質問タイムに、こんな質問が出た。

 

「小学校で読み聞かせボランティアをしてます。
読み聞かせは、抑揚つけないほうがいいと
よく聞きますが、岡田さんの本は
大阪弁ばりばりの抑揚をつけて読んだほうが
みんな大笑いしてくれます。
抑揚つけないほうがいいか。
つけてもいいか。
岡田さんはどう思われますか?」

 

私も、絵本の読み聞かせ講座を受講したことがある。


・抑揚はつけない。
・いちいち聞いてる人の目を見たり、ほほえみかけたりしない。
・地味な服を来て黒子に徹する。
演技をしてしまえば
読んでるおばちゃんが気になって絵本の世界に入れない


と聞いた。

 

大切なことだとは思うが
細かいルールで、チェックされて
なんだか楽しく感じられなかった。

 

岡田さんは、どう答えたか。

 

「そんなもん、好きにしたらええんちゃいまっか?
僕も、息子の小学校で読み聞かせしてるけど
ぼくの本やから、抑揚おもいきりつけて
好きに読んでるけどな」

 

その後、ばりばりの大阪弁
キャラごとに演技をしたり、
河内音頭を口づさんだりしながら
うどんのうーやん
を読んでくださった。

 

 

 

おもしろい!!

 

うどんのうーやん」に
命が吹きこまれた感じ!
うーやんが、生きてる!!

 

こういう読み聞かせもあるんだ!!


他にも、絵本専門店のオーナーに
読んでもらったこともある。
その人は、抑揚は控えめだが
優しい声で読んでは
こちらに微笑みかけてくれた。
とても温かい気持ちにさせられる。

 

絵本の読み聞かせはこれが正しい!
と、評価を気にした読み聞かせではつまらない。

 

絵本の世界に浸ること、
読んでもらう人が楽しめることは大事だが、
読む人の個性を感じられる読み聞かせも
いいものだなぁと思った。

 

いつも、お母さんが読み聞かせをしてるなら
ぜひ、お父さんも読み聞かせをしてあげてほしい。

 

お母さんとは違う読み方に
きっと、子どもは喜んでくれるだろう。

 

子どもたちを大切に思う
たくさんの人たちを通して
子どもたちに絵本が届くことを願う。

 

 

ちくわのわーさん

ちくわのわーさん

 

 

 

うどんのうーやん

うどんのうーやん