着眼点がちがう。
「おかあさん図書館で読書会はじめよかなー。どうしよっかなー」
と、つぶやいてると
当時5歳の娘に言われた。
「いいやん、いいやん。
やりやりー。
やったら
『あの子、子どもいるのにえらいねー』
って、みんないってくれるで!」
(笑)
毎日毎日、子どもにこんなちょっとした
一言で笑わされる。
記録をつけてなければ
その時どんなに笑っても
どんどん忘れてしまう
楽しい言葉たち。
書き残しておいたら
あとからもずっと楽しめるだろうなぁ。
そんな
子どものちょっとしたおもろい一言を
集めたのが、
この本。
朝日新聞の投書欄
「あのね」に掲載された
子どものつぶやき集だ。
『母に怒られて「お母さんの人生って怒ってる人生だね。あんまり怒ると太っちゃうからやめた方がいいよ」』(4歳)
『母の五ヵ月のおなかを見て。「赤ちゃんははだかん坊なの?」「そうだよ」「ママ、飲み込んであげればいいのに、赤ちゃんのお洋服」』(4歳)
子どもたちの面白い言葉に
くすっと笑かされたり、
発想のおもしろさに驚かされたり。
小さな子にしか見られない世界が
あることを知る。
大人もかつては通り
失ってしまった世界。
感じることより
考えることが増えた大人に
もう一度、ありのままに感じる素晴らしさを
教えてくれる。
子どもたちが大人になるその日まで
子どもたちの世界を
隣で感じていけたらいいなぁ。