となりの読書会。

となりの読書会。

読書会っておもしろい♪ 大阪府豊中市で開催しているママ向け、子ども向け読書会の記録と 、子どもとの遊びネタ、手作りおもちゃ、おもしろい本の話などを書いてます。 お子さんを喜ばせたいママ、 読書が好きな人、ぜひのぞいていってくださいね。

できない言い訳はやめて、できる方法を探そう。長年の夢、自宅で叶えてみませんか?

住み開き―家から始めるコミュニティ

「いつか家庭文庫をやってみたい」

「読書会の主催やってみたいなぁ」

と、小さな夢があった。

 

漠然とした夢には

漠然とした不安がつきもの。

 

家庭文庫をしていっぱい子どもたちに来てほしい。

けど、いっぱいの子に貸せるほどの絵本はまだないか。

「どなたでもお越しください」

なんて言って、知らない人が家にきたり

知らない人と二人っきりになったりしたら怖いよなぁ。

曜日固定で開催なんてしたら予定あるとき困るしなぁ。

 

と、動けずにいたときに出会ったのが、この本。

 

家をちょっと人に開いて

趣味や、やりたいことをやっている人たちの実践集だ。

 

ギャラリー、家庭文庫、大学、ホームパーティのような交流の場

果ては、水族館や、洞窟博物館まで

自宅でやっている人たちがいるのだ。

 

多種多様の取り組みを読んでいて

ワクワクせずにはいられない。

 

住み開きをしている人たちに共通するのは

「無理せず自分のできる範囲で

自分の好きなことをきっかけにちょっとだけ開いていること」

すべては、家の主である自分がルールを決められる。

 

この本で一貫しているのは

「できるやりかたでやればいい

「無理をしない」

ということ。

 

ネットや書籍でも

読書会や、家庭文庫を主催している側の詳細記録は少ないので

憧れの文庫などの記録を見ていると

自分も同じようにできるだろうかとドツボにはまってしまっていた。

 

私の家で、私がやるんだ。

全部自分で決めればいいんだ。

 

この本には、

「住み開き 実践論ー9つのコツ」

が書かれている。

 

私が不安に思っていたことの答えも

ここに書かれていた。

 

最初からじゃんじゃか知らない人を招き入れる必要はない。

最初は「友人の友人」までを誘うなどして

徐々に輪を広げていけばいいと。

 

なるほど。

 

参加人数の多いコミュニティを見ると憧れて

どんどん人を呼びたい、でもこわいなぁとなってしまっていたが

最初は欲張らずに徐々に広げていこうという姿勢ができた。

 

「できるやりかたでやればいい」

 

この言葉も私を後押ししてくれた。

 

できるやりかたでやればいいとなると

「あれがあれば」「これがないから」

と言い訳ばかりせず

「家にあるもの、私の今の環境で、できそうなことはなんだろう」

「私の特技を生かせるところはないか」

と、あるものを活かす発想にかえることが出来るようになった。

 

・曜日固定なんて無理だから、

時間だけ固定で、毎月読書会の日を決め次第、

読書会参加メンバーにメールで案内を送る。

・大人の本なら一回読んで読まなくなった本がたくさんあるので

長期貸し出しもできる。

子ども向けの家庭文庫の日を作るのではなく

読書会や、遊びにきてくれた「大人」に貸出の案内して

借りたい人だけ借りてってもらう。

その季節の絵本など、よく読むもの以外は

貸出期限なし、冊数無制限。

私が読みたくなったときのみ、こちらから催促のメールを送る。

 

家庭文庫なんかは

一般によくある

「〇曜日2時~5時まで開放。どなたでもどうぞ」

みたいなのとはずいぶん違う形だか

うちの家庭文庫はこれでいい。

 

貸出冊数、返却期限は悩んだが

あえる機会も少ないし、あまり読み返さない本が多いので

貸出冊数も、返却期限も決めなかった。

それでも、大人なので自分でちょうどいい量を借りて

そこそこの期間(1か月~1年くらい)で返してくれる。

 

この形でも始められたことで

本を通した交流がずいぶん生まれて、

始めてよかったと心から思っている。

 

読書会も、最初から

お金がかかる会場でやるのは

ハードルが高いが

自宅なら、人を招くという

いつもしていることの延長でできる。

会場料無料、自由にいつでも使えるなど

開催ハードルが低いことが自宅のいいところだ。

 

 

趣味でしているピアノを発表してみたいなら

友人を招いてコンサートを開いてもいい。

 

好きな食べ物など共通の趣味をもとに

カレー部」、「きき酒会」などを開いて

一緒にご飯を食べながらわいわいするのもいい。

 

共通のものに興味をもつ人たちが

一緒に時を共有する。

 

そのひと時が

自分の人生に与える影響ははかりしれない。

 

心の中で長年くすぶってきた夢、

自宅という場所で叶えてみませんか? 

 

 

 

住み開き―家から始めるコミュニティ

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