読んだら疲れる本。
くはぁ！！
おもしろかったー！！
年に1度全校生徒が夜を徹して
80キロを歩き通す『歩行祭』。
高校最後の歩行祭での
大人のような、子どものような
高校生たちの想いがすごくいい。
あぁ、青春したい！
高校の時、耐寒行事で
山道10キロ歩行でも嫌だったのになぁ。
80キロとか、しんどすぎる。
でも、読んでいくと、
自分も白いジャージ来て
白くて長い列にまぎれたくなる。
歩いてる間
友達としゃべったり
疲れて黙り始めた頃に、延々と自分の思考と対話したり
疲れゆく自分の体と戦ったり。
歩行祭のはじまりの楽しさ
中盤のしんどさ
終わり間際の
終わってほしくないような気持ち。
その全てを登場人物たちと
一緒に味わえたような感覚になる。
あぁ！
ほんまにいい。
普段歩くん好きじゃないし
やったらしんどいに決まってるけど
誰かと夜通し歩いてみたくなる。
自分の高校時代にこんな行事があったら
どうやったかなーと思ったけど
友達あんまいなかったから
楽しそうにしてる周りを羨んで
一人もくもくと歩かなきゃいかんかったやろうかと
苛酷さに身震いした。
いい友達がいたら
こんな行事も体験してみたかったなぁ。
はぁ、心地よい疲労感♪（←歩いてないのに笑）
本読んで疑似体験できるっていいなぁ。
小説のいいところは、
細かい思考が見えるところだなぁ。
映画もちらっと飛ばし見したけど
断然小説のがおすすめです。
